10月1日(日)に開催したHANAC観察会『鬼ヶ瀬山登山』の記録をお届けします!
心配していたお天気もなんとか持ち堪えて、私たちは砂利道を走り、鬼ケ瀬山尾根コースの登山口に着いた。軽くストレッチをして歩き始めると、ヤマハッカ、アキノキリンソウ、ヤマシロギクの花が出迎えてくれる。



ここ数日の朝の冷え込みが効いたのか、キノコもたくさん出ている。タマゴタケ、ホコリタケ、ハツタケ、カラカサタケ、ロクショウクサレキンなどなど。
今年はミズナラの実は不作のようだが、クリは結構実を落としている。時々中身が食べられ、鬼皮だけも落ちている。もしやと思っていると、腕くらい程の太さのデッカイクマのフン!中身はほとんどクリで構成されていた。全員で大きな声を出したり、手を叩いて歩いた。途中大きな岩によじ登って、大ケ生の集落や黒森山の眺望を楽しんだ。
山頂近くになると大きな岩が目立ち始める。この山にはその昔、南部氏に攻められ逃れて来た勘六という者が住み着いていたという。山賊となって、時々旅のものを狙ったという伝説もある。なるほど言われてみると、尾根筋にそびえる蛇紋岩の巨岩は、山賊の隠れ家に見えなくもない。


ブナやミズナラの木が無ければ早池峰の稜線にも似ているように感じた。ひょっとするとここも大昔に氷河の働きを受けてできた地形なのかもしれない。
山頂でお弁当を食べ、コーヒーを楽しんでから、行きは見つけられなかった植物に足を止めながら同じルートで下山した。



文:奥畑充幸 / 写真:山代生
2023年のHANAC観察会は今回で最後になります。今年も岩手各地でのディープな観察会にご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
2024年の観察会予定は、年末頃にお知らせできると思います。来年もお楽しみに!
