7月16日(日)早池峰の自然を考える会の観察会「北上山地粘菌探検隊」をタイマグラで開催しました。講師は昨春の雪腐菌観察会に引き続き、八戸工業大学の星野保先生です。
前日は一日中大雨。当日の朝、雨は小康状態になったものの、夜のうちにキノコのように子実体を伸ばすという粘菌にとっては、厳しい天候。粘菌登場の望みは薄い不安な雲行きで始まりました(今だから言う…)。
まずは星野先生から粘菌の生物的な分類、生息地(先生は南極観測隊の隊員として昭和基地で粘菌を採取、無事日本へ連れ帰るという大役も!)、採取方法などのレクチャーを受けて、気を取り直していざ雨の森へ。…と、外へ出た途端、梅雨空も皆さんのやる気に気圧されたのか、ピタリと雨がやんでびっくり。
落としたコンタクトレンズを探す要領で、地面を朽木を倒木を腰をかがめて粘菌探しです。
コレは?キノコか…
コレは?カビか…
とやっているうちに、ライト付きルーペ持参のベテラン(何の?)K氏が、おおおっ!と手応えアリの声。先生に見てもらうと、おそらくそうでしょうとのこと。続けて、K氏妻のMさんも。そして娘のS子ちゃんは冬虫夏草ハンター。他の参加者の皆さんも雨にも負けない粘菌や冬虫夏草など続々見つけます。
午後はフィールドノートに戻り実体顕微鏡での観察です。
エノキダケのよう!
人生ゲームのピンみたい!
扇風機の枠っていうか、提灯みたい…。



*写真は参加者Nさんからいただいたものを使わせていただきました。ありがとうございました。
後になるにつれ、粘菌を例える言葉を探す重圧も楽しみながら、次々顕微鏡越しに粘菌とご対面。
色、形、七変化の小さな森の住人の粘菌が、すぐ近くに居ることが、楽しく、嬉しく、ありがたいと思える一日でした。
書いて語れる星野先生のおかげで、粘菌と仲良くなれた楽しい観察会でした。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
次回の観察会は…
『プリオシン海岸散歩』
7月30日(日) 9時〜
奥州湖交流館集合
奥州市の吉田智子さんを講師に奥州市内の地学散歩です。
デボン紀の化石や、古生代の海底火山の後、ノジュールの見られる崖胆沢扇状地の河岸段丘などなど。
※ イベントはどなたでもご参加いただけます。参加費は無料です。ただし、保険の加入などは各自でお願いいたします。
※ 各イベント、雨具やお弁当などは、各自ご用意ください。野外を歩くことが多いため履きなれたトレッキングシューズ、 長靴でご参加ください。
※ 天候やその他の理由により日程の変更もあります。必ず事前のご予約、ご確認の上ご参加ください。
参加希望の方は観察会申し込みフォームから。

